本ブログ台湾飯でやっとご紹介することができたおいしい小籠包がいただける世界的に有名なレストラン。絶妙な薄さの皮とそれにつつまれたタプタプのスープを一緒に食べると誰もが至福のひと時を味わえます。今回のレストランに関してはもう多くは語りません。一度食べに来てください。
コンテンツ
評価
- 味 8点
- 予算 500台湾ドル/人
- サービス 良い
- 客層 全世代
どんなレストラン?
お店の外観
今回ご紹介するお店は、世界規模で展開する台湾で間違いなく一番有名なレストランです。
日本の旅行会社のパッケージツアーでもよく入っているため、日本のかたにもわりと有名だと思います。
こちらの店舗は本店ですので人気観光地である「台北101」にあるお店に並んで特に人気のある場所になっています。
最寄りの駅は「東門」駅で観光客の方々に人気のある「永康街」にあります。
入り口にはお店のキャラクター「包仔(バオザイ)」ちゃんがお出迎え。
私がこちらに来た時期は、台湾のコロナが収まってしばらくしてから(具体的には今年の5月ぐらい)だったので、いつもなら観光客の方でごったがえしているはずが日本のお客さんはひとりもいませんでした。
ただそれでもお店に入るときは、台湾の方が数人いらっしゃったこととお店による人数調整が相まって10分ぐらいの待ち時間がありました。
本店はお客さんにあつあつの小籠包を食べてもらうためある程度人数を集めてから店内に案内する方法をとっているため、席が空いていても待ち時間が発生することがあります。
また個人では予約もできないため本店や101店で食べるときは待ち時間がかなりあることを覚悟してくださいね。
店内の様子
お店オリジナルの調味料や紹興酒がお土産で買えます。
お食事をしたときに気にいるものがあればご購入を検討してみてもいいかもしれませんね。
お会計はこちらで行います。
お店は狭いので混雑時は大変なことになります。。
職人さんが作業しているすがたがガラス越しに見えます。
本店でお食事をする場合階段を使わないといけませんのでお連れ様のなかにお足が悪い人がいらっしゃる方は、支店のほうをご利用されることを強くおすすめします。
本店は改装はしていますが建物は古いのでどうしても手狭になっていてゆっくりとお食事をするのにはあまり適していないと思います。
お食事スペースは広くはないですが清潔感はあります。
また四階建てになっていて団体様用の個室もあります。
各フロアには店員さんが常駐しているためもし追加注文したいときでもすぐに対応していただけます。
お茶のおかわり等の給仕も結構まめにしてくれますのでわざわざ店員さんを探さなくていいのがうれしいです。
メニュー
注文方法はご自身による記述式です。
また本店は日本語が話せるスタッフさんがいます。
メニューには日本語が併記されていてまた写真がついていますのでゆっくりと選んでいただいたらいいと思います。
お会計は先ほど紹介した一階のところでお食事後にお願いします。
なおメニューはお店のホームページをリンクしておきますのでそちらをご覧ください。
注文後テーブルセッティングをしてくれます。
小籠包を注文すると細切りの生姜が用意されます。
テーブルには小籠包用お醤油とお酢が用意されています。
先ほどの刻み生姜にいれてお食事の準備をしてくださいね。
お料理
日本語でヒョウナと呼ばれる葉野菜の炒め物です。
苦み等の癖がなくまた空心菜のように繊維がくちに残ることもなく食べやすい野菜です。
高火力でさっと炒めているためか、野菜の食感はしっかりとのこっていて塩加減もちょうどよくシンプルながら野菜のおいしさを直接味わえる一品です。
ただ量が少し多めで二人で食べるには少し頑張らないといけないです。
小籠包にはハーフがあるので野菜炒めにも半分のものが欲しいですね。。
小籠包の知名度に隠れて目立ちませんが、鼎泰豊といえば炒飯と答える人がいるぐらい人気のあるメニューです。
ご飯は見事にぱらぱらで新鮮なぷりぷりのエビと卵との相性もよくがつがつ食べてしまうそんな炒飯です。
味付けはこちらもシンプルそのもので、醤油は使っておらず塩をメインにした仕上がりになっています。
ニンニク等もはいっておらず日本のこってりした炒飯とはまったく別物ですのでそこはご注意ください。
個人的には現状台湾の炒飯の中では一番好きな味で、いろいろチャレンジはしているのですがいまのところこれを超えるものには出会えていません。
ていうか、日本にいた時の感覚で台湾のかたは炒飯をよく食べるものだと思っていましたが実際は台湾の方は炒飯をあまり食べないことに気づきました。
そのため台湾でお店にいってもメニューに炒飯がないところも少なくなく、専門店が少ないのはもちろんのこと大衆中華料理のお店でも見かけないことがあります。
大衆中華料理を代表すると思っていた炒飯ですが、台湾でご飯ものといえばルーローファンの方が圧倒的に支持されていますね。
もしくは日本と同じでおかずと白米を別々に食べることが多いです。
ちなみにお料理が並ぶと冷めるのを防止するため写真にあるような蓋をかぶせてくれます。
こういったサービスは地味にうれしいですよね。
普通のハーフサイズの五個入り小籠包です。
お店では熱々にこだわっていて何らかの理由で熱くないものがあれば交換してくれます。
私の経験上本店で熱々がでなかったことは一度もなく、ずいぶん前になりますが支店で一回だけ少し冷めたのが出てきたので言って替えてもらいました。
醤油にお酢をいれお好みで辣油をいれてたれを作ります。
一口噛むとわかる皮の完成度。
適度に硬さを残しつつそれでも究極に薄くまた噛むとほどよい弾力を感じることができ、そのまま飲み込んでもいけそうな感じがします。
写真で見ても中のスープの重みで外側の皮がへたってないことからわかるとおりしっかりとした作りの皮になっています。
以前台湾のテレビ番組でやっていましたが、お店の創業者が10種類ぐらいそれぞれ別のお店の小籠包から鼎泰豊のものを見た目だけで当てるという難問を軽々と正解していました。
番組のなかでおっしゃっていましたが、創業者は皮には相当こだわっているみたいで、餡を包むときにできる小籠包のひだの数も全部統一しているだけではなく、それができるようにしっかりと職人さんの育成もやっているとのことでした。
餡には新鮮な豚肉が使われていて、臭みはまったくなくスープの量も多めです。
味付けはこれも他のお料理と同じで薄めにつけられていますが、醤油ベースのスープは食べやすくうまみのもとである豚肉の脂もくどくならない絶妙な量が入っていて食べ応えはあります。
ただ一口サイズのちいさな小籠包ですがあまりのおいしさに一杯食べたいと思っていてもこの脂のせいで三つぐらい食べると少し口の中がべったりとしてきて飽きがきます。
まあそれでもここまでバランスが取れておいしい小籠包はなかなかないのでおススメです。
小豆入りの蒸しパンです。
生地がもっちりしていてそれでいて甘さが控えめでおいしいです。
これは台湾あるあるなのですが、実は台湾はお食事の塩味だけでなく甘味も日本と比べて抑え気味なものが多いです。
例えば紅豆湯(日本のお汁粉みたいなもの)を飲んでみても明らかに台湾のほうが甘さが控えめです。
これは日本では和風の甘味は緑茶と一緒に飲むことが多くそれに合わせて甘く味がつけられているのに対して、台湾ではそのまま食べるので甘みが抑え気味なのだと推測していますがどうでしょうか。。
まとめ
もう台湾飯で取り上げるのも気が引けるぐらいすでに知名度のある超人気店を今回はご紹介しました。
ここまで人気があると逆に斜に構えてまあまあおいしいけど台湾ではもっとおいしいお店はたくさんあるよなどといいたくなりますが、それでもそのおいしさは台北でも間違いなくトップレベルだと思います。
つまりはおいしいものはおいしいということですね。
おすすめの対象はとくにありませんが、今回の記事をよんで気になった方は是非一度足を運んでみてください。
鼎泰豊に関しては本店も支店も味はほぼ同じですので、個人的には本店ほどこんでいない支店にいかれることをおススメします。
ごちそうさまでした。
鼎泰豐お店情報
営業時間 平日 11:30-21:00 土日 10:30-21:00 定休日 無休 最寄りのMRT駅 東門 R07 O06 台北地下鉄路線図 アクセス 地下鉄東門駅5番出口から徒歩1分 住所 台北市大安區信義路二段194號