今回は水餃子天国台湾でもめずらしいナズナがたっぷり入った水餃子のレストランをご紹介します。日本でも七草粥として食べられるナズナはすこしくせはありますが風味豊かで水餃子の餡として食べてもおいしくいただけます。健康に良くおいしいナズナの水餃子をみなさんも是非ご賞味ください。
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評価
- 味 7点
- 予算 60台湾ドル/人
- サービス 普通
- 客層 現役世代
どんなレストラン?
お店の外観
屋台式調理台を店先にだして営業している台湾ではよく見かけるタイプのレストランです。
大衆レストラン色が強く正直きれいとはいえませんがたまにこういった場所で恐ろしくおいしい料理に出会えますので台湾は油断できません。
ちなみにこちらのお店は台湾人の友人からおススメされて初めて知ったのですが、今回の写真を撮影した日とは別の日に私がこちらで食事をしたときは日本のかたがいらっしゃいました。
こんなマイナーなお店にも日本のかたがいらっしゃるなんてと正直驚きました。
最寄りの駅は「雙連」駅で台北駅から二駅目の便利なところにあります。
駅からお店に来る途中には「雙連菜市場」という台湾伝統青空市場がありますのでゆっくりと散策しながらお越しになるのもいいかもしれません。
お店の看板にはわかりやすく大きな字でメニューが書かれています。
もしお持ち帰りをご希望ならこちらのメニューを参考にお店の人に直接ご注文ください。
具体的なメニューの説明については後で詳しくしますね。
大きな鍋が二つあって奥が餃子を茹でる窯で手前の鍋にはスープが入っています。
屋台裏のこの景色が個人的にはかなり好きでお店の人に許可を得ていつも撮影しています。
人の動きがはいると情緒が出てよりいいのですが、いくらフレンドリーな台湾人とはいえ写真に写るのを嫌がる人がいるためそこは慎重にしないといけないのが難しいところですね。
店内の様子
店内は非常に狭くキャパは15人といったところです。
掃除はきっちりされていますがきれいとは言えませんので気になる方は各自でウエットティッシュをご準備くださいね。
小料理はご自身で冷蔵庫からお取りください。
こちらのお店の小料理はきっちりと冷蔵されていますので安心していただけます。
お料理は豚の頭皮を茹でて味付けした一品料理ときくらげの中華サラダの二種類になります。
店内の壁にはナズナについて詳しくかかれた解説書が貼られています。
ナズナは中国語では薺菜といいます。
ナズナは食用として使えるのは当然ですが台湾では生薬としても利用されています。
生薬としての効能はたくさんありますが、血液に関わる症状に特に効果があるみたいですね。
各テーブルには食器等が備え付けられています。
台湾ではほとんどのお店で餃子のたれは自分で作るようになっていて、それに必要な調味料を多く揃えています。
お酢の種類も黒酢、白酢の二種類があり自分好みにアレンジできるのが普通です。
ただ醤油については注意が必要で、普通の醤油(台湾の醤油は日本のおしょうゆより甘いものが多いです)なら問題ないのですが、普通のお醤油といっしょにたまり醤油を置いているお店もありますからたれを作るときは気を付けてくださいね。
まあたれづくりに失敗したらまた作り直せばいいだけですので心配する必要はありませんが。。
こちらの写真は皮つきの生ニンニクです。
餃子をメインに販売しているレストランはだいたい写真にあるような生のニンニクを置いていて、お客さんは餃子を食べながらニンニクをかじるといった食べ方が一般的です。
そのかわり日本のように餃子の餡にニンニクが入っていることはほとんどありません。
ニンニクを食べることにはかわりませんが台湾ではなぜ別にするのかはいまだに謎です。
メニュー
ご注文は注文用紙に直接記入する方式を採用しています。
高麗菜とはキャベツのことで、韮菜とはニラのことです。
注文単位は一人前10個でばら売りをしているかどうかは確認していません。
注文用紙とペンはお店の入り口付近においてあります。
お料理
豚の挽肉とキャベツが入った台湾ではもっともポピュラーな水餃子です。
一つ一つの大きさはまさに標準といってよく二口で食べきれる食べやすいサイズです。
お肉とキャベツの割合はちょうど半々といったところで、お肉のうまみとキャベツの甘さが程よく調和していると感じました。
お肉は新鮮でうまみも十分ですが、味付け自体は塩コショウのみですのでたれをつけて食べてくださいね。
さてメインである皮についてですが、ややつるつる感には欠けますがもっちりしていてのど越しはよく餡とのバランスも悪くはないと感じました。
お店の看板メニューであるナズナ入りの水餃子です。
大きさはさきほどのキャベツのやつと同じで二口で食べきれるサイズです。
中の餡はナズナが7割のお肉が2割、春雨等その他が1割といった具合でナズナの割合がかなり多くなっています。
一口食べると最初ナズナのほろ苦さを感じますが同時に春菊のような香りが全体を包み込みあっさりとした風味を感じることができます。
そして飲み込むときには最初の苦みは甘みに変わっていてすぐに次が食べたくなるといった具合です。
お肉感は少ないため人を選ぶとは思いますが風味が豊かなあっさり系が好きなひとにはばっちりはまる味だと断言できます。
皮に関しては先ほどと同じですので省略しますね。。
まとめ
今回は水餃子天国台湾でも珍しい材料であるナズナを使った水餃子のレストランを紹介しました。
その味は決して奇をてらうことなく基本に忠実がゆえにだせるおいしさがあり、食べていてもまったく飽きがこない素晴らしい水餃子でした。
台北には今回のお店のような日本では珍しい材料を使った水餃子のお店がすくなくありません。
ほかにもパクチーを使ったおいしい水餃子屋さんなんかもあります。
(ただこちらのお店はかなりおいしくて個人的にはおススメなんですがお持ち帰り専用のお店なので台湾飯でご紹介するかどうかはまだわかりません。。)
皆さんが台湾にいらしたときは必ずおいしい水餃子を食べてからご帰国してくださいね。
ごちそうさまでした。
家鄉味水餃お店情報
営業時間 10:30-19:30 定休日 日曜日 最寄りのMRT駅 雙連 R12 台北地下鉄路線図 アクセス MRT雙連駅2番出口から徒歩5分 住所 台北市中山區中山北路二段96巷19號