辛味とうまみをうまく調和させた牛肉麺の名店、玖伍牛肉麺。

牛肉のうまみを最大限に生かした麺料理牛肉麺。今までもいろいろなお店をご紹介してきましたが、辛さに特化した牛肉麺はそこまで多くない印象があります。今回のお店はその辛さを最大限に生かした牛肉麺が食べられます。辛い物好きの皆さんは要チェックですよ。


評価

  • 味 7点
  • 予算 140台湾ドル/人
  • サービス 普通
  • 客層 現役世代

どんなレストラン?

お店の外観

台北で本店をあわせると全部で4店舗ある牛肉麺のお店。(2019年11月現在)

普通の牛肉麺のほかに麻辣牛肉麺という辛さを売りにした牛肉麺が食べられます。

こちらは本店ではありませんが、立地条件がいいため土日のご飯時になるとたくさんの人でいっぱいになります。

最寄の駅は地下鉄忠孝新生駅でお店のすぐ近くには「光華數位新天地」という電子関係のものならなんでもそろっている台湾の秋葉原といわれる商業施設があり、そこでお買い物をするついでにこちらにこられるのもいいかもしれませんね。



お店の外には商品の写真がのった大きな看板がありますのでそちらをゆっくり見ていただいて入店するかどうかをお決めください。

もし入店を希望されるならまずお店の入り口のあたりにおいてある注文票を取ってください。

外帯とかかれている場所に入っている注文票はお持ち帰り専用のものですからイートインの場合は内用と書かれた場所に入っているものをおとり下さい。


店内の様子

お店の清潔度は牛肉麺屋さんの標準といった感じで決して綺麗とはいえません。

また座席間の間隔が狭いため隣と後ろにどうしても気がいってしまいお食事に集中できないのもマイナス店ですね。

まあこちらは牛肉麺のお店なのでここは食べたらさっと出たほうがいいかもしれませんね。


メニュー

メニュー

注文方法はメニュー票にお客さん自ら書き込む記述式です。

メニュー表に内用(店内用)とかかれているのをご確認のうえご記入ください。

その時ご自身のテーブル番号を書くのも忘れずにお願いします。

また牛肉麺を注文されたかたは麺の種類を、普通麺、刀削麺、細麺と選べますのでご自身の好きなものをお選びください。

なにも書かないと普通麺になりますのでご注意ください。

お会計はお食事後にお願いします。


小料理

こちらの冷蔵庫に入っている小料理はご自身でお好きにおとり下さい。

商品は注文表に書く必要もありませんし書く場所もありません。

会計時店員さんが勝手に計算してくれますので安心してくださいね。

ここの冷蔵庫のものは一律30元です。


滷味

こちらには滷味が置かれています。

滷味はメニュー表のところで書く必要がありますが、こちらで現物をゆっくり見てから決めることもできます。

滷味とは台湾式煮物のことで、醤油のほかにお店によってさまざまな調味料をいれるためそれぞれの味が微妙に違い、台湾のかたにとって小料理の定番メニューになっています。



牛肉麺のスープが煮込まれています。

こちらは標準的な牛肉麺のスープですね。



こちらが麻辣スープです。

見るからに辛そうでしょ。


テーブル周り

テーブルには最低限の調味料とお箸がおいてあります。



お水類はセルフでお願いします。

さあこれらの準備をしている間にお料理がきましたよ。


お料理

滷味卵、滷味豆干

ゆで卵と押し豆腐の台湾式煮物です。

しっかりと味は食材にしみこんでいますが、これといって特徴のない味付けでした。


燙青菜(40元)

茹でキャベツです。

こちらも味は普通です。


紅焼牛肉麺(140元)

牛骨からとったスープに醤油や豆板醤等をいれてしあげる紅焼牛肉麺です。

ごろごろ入った味付け牛肉がこのお料理の醍醐味で牛肉を手軽に食べたいときに重宝するお料理ですね。

紅焼牛肉麺が台湾の牛肉麺の定番といっていい味です。



写真のなかの大きさの牛肉がどんぶり一杯につきだいたい5、6個入っていて食べ応えがあります。

ただ牛肉麺のお肉には高確率で八角等の中華調味料を使った味受けをしていますので苦手な人は注意してくださいね。

今回ご紹介しているお店のものにも中華調味料ははっきりと入っています。



スープは牛肉のうまみがしっかりとでていて濃厚なうえあっさりとしていて飽きが来ない味付けになっています。

辛さもほどほどで辛いものが苦手な私にはうれしい味付けでした。

ただその反面パンチにかけるところがありうまみのほかにもうすこしプラスアルファがあったほうがいいと感じました。

牛肉は柔らかく煮込まれていて歯で簡単に噛み切れる状態になっています。

先ほどもいいましたが味付けは中華調味料の香りが強く出ているため万人にはおススメできませんが、このお値段でこの量はかなりお得感があるといえます。

麺は今回は普通麺を選びましたが、いいもわるいもこしのすくない台湾のあの麺で特徴がありません。


麻辣牛肉冬粉(140元)

もう一つは麻辣の味付けの牛肉春雨を注文しました。

スープはさすが専門店といっていい辛さとうまみが融合した素晴らしい出来で辛いのですがなぜか食べたくなるあの感じです。

おそらく麻辣スープにさきほどご紹介した牛骨スープを足して調整しているのでしょうが、そのバランスはよく辛味が苦手な私でものめる辛さになっています。

欲をいえばもう少し花胡椒の香りが強くてもいいとは思いましたがこの要求は贅沢すぎるかもしれませんね。

牛肉は先ほどと同じなので繰り返しを避けます。


まとめ

辛いのが好きでなおかつ牛肉麺が好きというかたはすぐにでも食べてほしいと思う今回のお店。

台湾の国民食の一つと言っていい牛肉麺は好き嫌いが分かれるとはいえやはり偉大な食文化の一つだと思います。

外国人が日本にきてラーメンを食べて帰るのが日常化した今、日本のかたが台湾にきたら牛肉麺を食べるのはマストだという風潮になってほしいと思う今日この頃です。



ごちそうさまでした。


玖伍牛肉麺お店情報

営業時間
11:00-23:00

定休日
無休

最寄のMRT駅
忠孝新生 BL14 O07
台北地下鉄路線図

アクセス
MRT忠孝新生1番出口から徒歩2分

住所
台北市中正區八德路一段82巷