本格的な広東料理がお手軽にいただける地元の方御用達の老舗名店、粤香園。

今回の台湾飯はおしゃれな街通称「東区」の中にあってごりごりの広東料理がいただける老舗レストランをご紹介します。お料理は本格的な味ではありますが、どこか大衆レストランの感じも残しているのでどなたにでもお気軽に利用できるのがこのお店の最大の特徴だといえます。東区にお越しのさいは是非立ち寄ってみてください。


評価

  • 味 7点
  • 予算 350台湾ドル/人
  • サービス 普通
  • 客層 全世代

どんなレストラン?

お店の外観

日本のかたが想像する中華料理のレストランの感じがそのまんま残った見た目の広東料理のレストランです。

通称「東区」と呼ばれる商業地区の中にあって数少ないごりごりの中華料理のお店ながらご飯時にはいつも地元の方々でいっぱいになる人気のお店です。

いままでも「東区」については簡単にご紹介してきましたがどなたにでもわかりやすく説明している台湾観光局のサイトを発見しましたので東区を詳しく知りたい方はそちらをお読みください。

台北にあるオシャレな商業地区「東区」とは?


最寄りの駅は「忠孝復興」で出口からも近くどなたでもお気軽に立ち寄っていただけると思います。

忠孝復興駅は駅前にSOGO百貨店が二店舗ある台北の中でも屈指の人気のある商業地区ですので今回ご紹介しているレストランでお食事を堪能した後近くでお買い物をされるのもいいかもしれませんね。

おかわり台湾飯。東区で食べられるおいしい広東料理のレストラン。


お店の外からガラス越しに調理済みの鴨肉と鶏肉が見えます。

照りつやがいいためおいしそうに見えたので今回は鴨肉を注文することにしました。


また別の場所にはソーセージとチャーシューが干してあります。

こちらは店内ではなく屋外に干しているため少し衛生状態が気になりましたが台湾でそれを気にしだしたら何もできないので見て見ぬふりをしてくださいねw


お店の入り口付近には生け簀もあり新鮮な魚が泳いでいます。


店内の様子

店内は写真の通りで普通の中華レストランと大衆レストランのちょうど中間に位置するような感じです。

清潔度は大衆レストランよりややいいといった感じですので過度な期待はしないほうがいいと思います。

座席数はそこそこあり個室も完備していますが、かなりの人気店のためお食事時になると待ち時間がよく発生します。

私が今回来たときは日曜の昼過ぎだったため30分ぐらい待たされました。

待ち時間はお店近くの雑貨屋さんなどにいったため長くは感じませんでしたが待つのが嫌いなかたは平日にいらっしゃることをおススメします。


各テーブルにはテーブルクロスがかかっています。

これがあると一気に大衆レストランから一歩抜け出したような気がしますよね。

ただクロスはしわくちゃですw


メニュー

注文方法は店員さんによる聞き取り式です。

メニューには写真も日本語表記もありません。

まあそれだけこちらのお店には観光客のかたがこないということなのかもしれませんが観光客のかたからしたら少し不便ですよね。。

お会計は食後になります。


お料理

廣州炒飯(180元)

見た目から食欲がそそられる広州炒飯です。

具には大きめでぷりぷりのエビが数匹と刻みチャーシュー、卵、ネギが入っています。

塩をベースに薄めに味付けされていて少し香りづけに醤油が入れられていて風味もいいです。

薄味なため素材のおいしさをそのまま感じることができ特に自家製叉焼のうまみはかなりのものでした。

残念な点は、ご飯のパラパラ具合があまりなかったことと少し焦げ風味があったことですが全体的にはかなりおいしいといえる炒飯だと思います。


廣州炒麺(200元)

ぱりぱりの麺とトロっとした餡との相性が素晴らしいご存じあんかけかた焼きそばです。

私が広東料理のレストランに行くとかなりの確率で注文してしまうメニューです。。

餡の量によって麺がぱりぱりからぬるっとまで変化するのがたまらなくおいしいんですよね。。

さてこちらのあんかけ焼きそばですが餡じたいの味付けは醤油ベースのごく普通においしいといえるものなんですが、新鮮な海の幸をはじめとする具材が豊富で麺と一緒に様々な味を楽しむことができます。

とくに白身魚は新鮮でおいしく量もけっこう入っていて値段を考えるとかなりお得な感じがしました。

海鮮好きであんかけ焼きそばが好きなかたには必ず注文していただきたいメニューですね。


明爐燒鴨例(300元)

鴨のローストです。

メニューに書いている「例」とは粤語(厳密には違いますが広東語)で焼き料理を量るときに使われる単位で、例牌の略です。

分量は具体的ではありませんしお店によって違いますがだいたい二、三人前だと考えたら間違いないと思います。


鴨肉は調理された後は冷ますため温かくはないのですが、見た目からしてみずみずしくおいしそうです。

実際噛むとジュワッと肉汁が溢れ出しお口の中がすぐに鴨のうまみでいっぱいになります。

お肉はジューシーだけではなく柔らかいうえに歯触りもよく燻製特有の風味もあり箸がとまりません。

うまみとの相反関係にある脂身は食べ進めていくうちに少し気になりますがこれは仕方がないことだと思います。

付け合わせの醤油に甘さと酸味を加えたソースにつけて食べると脂っこさがすこし緩和されるので脂身が気になる方はこちらのソースにつけて食べてみてください。


デザートのお善哉です。

小豆のほかにサゴパールがはいっていておもしろい食感が味わえます。

香りづけにゆずの皮が入っていて意外にも小豆との相性がよく驚きました。

家で善哉を作るときに一度作ってみようと思います。

皆様も一度お試しください。


まとめ

今回の台湾飯はおしゃれエリア「東区」でいただける地元民御用達の広東料理のレストランをご紹介しました。

場所よし、味よし、お値段よしと見事に三拍子そろった素晴らしいお店でした。

中華料理なのに少人数でも問題ないのがうれしいですね。

人気があるため並ばないといけないのがマイナスポイントではありますがその価値はおおいにあると思いますので是非一度お立ち寄りください。


ごちそうさまでした。


粤香園お店情報

営業時間
11:00-14:00
17:00-21:00

定休日
月曜日

最寄りのMRT駅
忠孝復興 BL15 BR10
台北地下鉄路線図

アクセス
MRT忠孝復興駅から繋がっている東区地下街14番出口から徒歩2分

住所
台北市大安區敦化南路一段190巷47號