今回の台湾飯は、もはや定番の台湾で食べられる大衆香港料理のレストランをご紹介します。台北駅からすぐの場所にあって地元の方とくに若い学生に支持され続けています。たくさん食べたい食いしん坊さんにはもちろんのこと、おいしいものをちょこっといただきたい方でもシェアできますのでおすすめです。また帰国前にお弁当として購入し空港でいただくのも悪くない選択だと思います。
コンテンツ
評価
- 味 7点
- 予算 100台湾ドル/人
- サービス 普通
- 客層 若者
どんなレストラン?
お店の外観
台北の駅前の好立地にある大衆香港式のレストランです。
1980年初頭に台湾のお土産屋さんとして有名な「新東陽」が自社の商品開発のため香港からたくさんの料理人を招き入れたところから始まったとされる台湾における大衆香港料理のレストラン展開は、いまでは台湾全土に広がりいたるところで見ることができます。
お手軽に素早く食べられる食事モデルはやはりどの国でも高い需要があることがわかりますね。
そしてそれらの消費者のなかでも最も多い割合を占めるであろう学生が多い台北駅前にあって、こちらのレストランは絶大な支持を得ていて食事時になるとお客さんでいっぱいになります。
(台北駅は受験戦争が激しい台湾のなかでも塾が特に多い地域として有名で、食事の時間になると中学生や高校生がこぞって近くのレストランに繰り出すため人気のお店は学生たちですぐにいっぱいになります。)
こちらが香港式大衆レストランではよく見かける調理されたお肉を店先でつるしている様子です。
どのお肉も照りが素晴らしくおいしそうに見えます。
私にはわかりませんが、食通の台湾人がいうにはこの状態ですでにだいたいのおいしさがわかるみたいです。
どこか彼なりの基準があるのだとは思いますが、その意見に懐疑的な私はあえてそのポイントを彼から聞き出していませんww
こちらは煮汁です。
おそらくお肉に火を通すときこちらの煮汁につけてから焼き上げているのだと思います。
いまはソーセージが浸かっていますがこちらも色つやがよくおいしそうに見えます。
店内の様子
まずお店は狭いため店内でお召し上がりの場合は少し窮屈な感じでお食事をすることになると思います。
とくに夕方には学生たちが大挙するためその時間を外してこられることをおススメします。
店内はこの手の香港式大衆レストランとしてはまあまあ奇麗なほうだと思いますが、それでも中華レストラン特有の油っぽい感じがありますので自衛で衛生用品の準備をお願いしますね。
こちらはお店の奥にあるセルフの食器回収コーナーです。
お食事後は忘れずにこちらにご自身の食器をお持ちくださいね。
メニュー
注文方法はお客さんによる口頭注文のみになっています。
忙しいときなどは遠慮しがちな日本の方にとってはなかなか注文するのが難しいと思いますので、その瞬間関西のおばちゃんみたいになって激しく自己表現できるようにしていただくか、もしくはこちらのメニュー写真を参考に事前にメモなどをとっていただいてそちらを店員さんに見せるようにしてくださいね。
料理はすぐにできますので注文後はしばらくその場でまっていただいて商品を受け取っていただいた後にご自身の座席をお探しください。
もしお連れ様がいらっしゃる場合は席取りしていただくこともできます。
またご飯の大盛りもできますから必要な方は注文時にそれを店員さんにお伝えくださいね。
お会計は先払いになりますからそちらもお忘れなくお願いします。
お箸等の食器はお店の奥にあるこちらのコーナーでご自身でご準備ください。
お箸の横にある紙のお椀はサービスのスープ用です。
そしてこちらがサービスのスープです。
写真にはうつっていませんが中には鶏肉や鴨肉のガラがゴロゴロ入っています。
味は塩のみというシンプルなものですが、上質なガラから出たうまみはそれを感じさせないほどの味わいがあり、十分においしいといえるスープだと思います。
お料理
鶏肉を独自のたれで柔らかくなるまでじっくりと煮込んだお料理です。
お肉の下にはたくさんご飯が敷き詰められていてまさにワンプレーでのお食事になっています。
お肉は驚くほどやわらかくほとんど噛む力を必要としないほどです。
味付けは醤油ベースの定番と言えるものですが甘さが強くないので個人的には食べやすかったです。
つけあわせにはモヤシ炒め、細切り押し豆腐炒め、細かく賽の目切りされた干し大根があります。
どれも薄味ではありますがしっかりと味付けされていてとくに胡椒の風味がつよいのが特徴的です。
油鶏(鶏肉)、烤鴨(鴨肉)、叉焼(豚肉)のお肉三種類が同時に楽しめる三宝飯です。
こちらもさきほどと同じでお肉の下にはご飯がたくさん敷き詰められています。
付け合わせの感想は先ほどと同じですので省略しますね。
まず一つ目のお肉は油鶏です。
こちらは先ほどと同じですので省略します。
二つ目は烤鴨です。
日本語に訳すと鴨のローストです。
写真でもわかる通りお肉は非常にみずみずしく噛むたびに鴨のうまさが口いっぱいに広がります。
皮は少しべたっとしていますがそこまで気にならないレベルです。
最後はチャーシューです。
お肉につけられた少し甘めの醤油ダレとご飯との相性がいいのですが、お肉のみずみずしさがわずかに失われていて固くなっていることが少し気になりました。
ただいわゆる中華調味料の風味が強くないので中華系叉焼が苦手な方でも食べられるとは思います。
それでも日本の叉焼とはまた別物ですのでそこは注意してくださいね。
まとめ
今回は台北駅のすぐ近くの立地でここまで安くておいしいお料理があっていいのかと驚きを禁じ得なかった素晴らしいレストランをご紹介しました。
味よし、値段よし、立地よし、で学生さんからサラリーマンのかたまで幅広い支持層があるのも十分わかります。
地元色が強いため観光客のかたにとっては注文時等少しハードルが高いと感じてしますかもしれませんが、おいしいものをおなか一杯食べたい方には間違いなくおススメですのでお近くをお通りのさいはどうぞ心行くまでご堪能くださいね。
台湾人は優しいので案外身振り手振りでなんとかなりますよ。。
ごちそうさまでした。
好味お店情報
営業時間 11:00-20:00 定休日 無休 最寄りのMRT駅 台北 R10 BL12 台北地下鉄路線図 アクセス MRT台北駅台北地下街Z6出口から徒歩3分 住所 台北市中正區懷寧街17之3號