アツアツのお餅の下には、たっぷりと敷き詰められたガリガリの冷たいカキ氷。夏場限定になりますが、こんなカオスな組み合わせなのになぜか癖になる魔力を放つ不思議な食べ物。暑い台湾だからこそ生まれたキャラが立ちまくった絶品スイーツを是非皆様もご賞味ください。
コンテンツ
評価
- 味 7点
- 予算 45台湾ドル/人
- サービス 普通
- 客層 若者
どんなお店?
今回ご紹介するのは、地元のかた御用達といっていいあまり観光客の方々を見かけることがない「延三夜市」の中にある老舗スイーツのお店です。
最寄りの駅である地下鉄「大橋頭」駅から歩いてきて夜市の入り口すぐのところにあり、個人旅行の方にもわかりやすい場所にあります。
ただ延三夜市でお食事をしたあと、別腹を満たすために存在するとすらおもえるその立地は、ダイエットをめざすものにとってはまさにアリジゴクの巣そのものですww
本気でダイエットを目指す方は強い意志をもって次の日からダイエットに励んでくださいww
お店の形態は台湾ではよく見る店先に屋台をだして調理する半屋台形式で営業しています。
この形態は台湾ではよく見ますが、夜市の中では珍しいです。
こういった形式のお店が多いのが「延三夜市」の一つの特徴だといえます。
こちらが実際に店先の屋台で調理している様子です。
作っているのはお店の看板メニューであるお餅です。
私がお店を訪れた日時は今年の冬で温かいメニューしかなくカキ氷は食べられませんでした。
ただ以前こちらでカキ氷を食べたことがありますのでその時の記憶をもとに食レポをしますね。
初めに言っておきますが、こちらのお店は今年の三月に引っ越しをしたため写真の様子とは少し違っています。
ただあたらしく引っ越しした場所はここから数軒先であり、写真の様子とも大差がありませんのでこちらで説明しますね。
(お店の大きさが小さくなって座席数が少し減っています。)
店内の様子はきちんと掃除がされていて清潔感はあります。
ただお店には扉がないため外気がもろにはいってきて夏は暑く冬は寒いのでご注意ください。
メニュー
メニューは屋台のところと店内の壁にはりつけています。
赤の湯気マークがついたものが温かいもので青の水マークがついたものが冷たいものですのでお間違いないようお願いします。
注文方法は屋台のところで直接店員さんに言うシステムです。
注文が済むと先にお会計をしてお料理ができるのをその場で待ちます。
お料理ができるとそのままそれを自分でもって座席を探してお座りください。
店内には写真付きのメニューもありますからそちらも参考にしてくださいね。
ただお餅の写真はないので今回の食レポのところでご確認ください。
お箸やスプーンはセルフでお願いします。
実際自らの目では確認していませんが、あたらしいお店では店の奥にこちらの食器置き場があるようです。
こちらは無料でいただけるセルフサービスの熱いお茶です。
寒いときは特にうれしいですよね。
お餅との相性もいいですので皆様も是非どうぞ。
スイーツ
あたたかいピーナッツスープです。
ピーナッツが柔らかく煮込まれていてまさに飲むように食べることができる台湾定番のスイーツです。
ピーナッツからでる油がスープにコクをもたらしていて、はっきりとした味を楽しむことができますが、甘みがすこしつよくてお餅との相性はあまりよくありません。
これを頼むのなら単品にしたほうがいいかもしれません。
黒ゴマとピーナッツ味の両方が楽しめる綜合を注文しました。
お餅は一皿につき二つはいっていますのでシェアすることもできます。
麻糬とはおもちのことで、台湾では中国語読みするのではなく台湾語読みで「muaji」と呼ぶことのほうが圧倒的に多いです。
こちらのお店ではお餅の種類は客家麻糬と呼ばれるものを提供しています。
台湾のお餅に関する情報は、まだ台湾飯ではご紹介していませんが個人的に台北で一番好きなお餅屋さんである「不老客家傳統麻糬」のところでおまかせ台湾飯として詳しく説明しますのでお楽しみに。
上新粉、白玉粉、もち粉の違いなど、もしかしたら皆様も知らなかった驚きの新事実がわかるかもしれませんよ。
台湾で食べるお餅はほとんどが写真にあるような煮込まれている状態で置かれています。
そのためお餅はのびはすごいのですが、歯ごたえがほとんどなく非常に柔らかくてのどにつるんと入っていきます。
こちらのお店のお餅もその例外ではなく、お餅の固さは非常にやわらかく作られています。
黒ゴマ、ピーナッツ、の味は甘さが控えめですがお餅が柔らかいためそれらが絡みつくように満遍なくひっついていてどこを食べてもしっかりとした味を感じることができます。
個人的にはお餅は弾力があるほうが好きなので台湾のお餅はあまり好きではないのですが、柔らかいお餅が好きな方にとってはかなりはまる魅力をもっているといえるかもしれません。
カキ氷の上に先ほどご紹介したお餅をのせていただくスイーツです。
カキ氷は刨冰といわれるガリガリとした食感の氷になります。
お餅はアツアツなのですが、氷がガリガリなうえに量も多いのでなかなか溶け出さなく最後までしっかりとカキ氷としていただくことができます。
注意点としては氷の冷たさでお餅がすぐに硬くなってしまいますので、柔らかいお餅を食べたいのならお餅はさきに召し上がっていただくか、お餅とカキ氷を別々に注文したほうがいいと思います。
個人的には、正直に言ってかき氷とお餅の組み合わせはあまりあわないと思いました。
まとめ
台北でお餅を食べるのなら必ず名前が挙がるほど人気があるスイーツショップ。
夜市のなかにあるので、お食事後のデザートとして手軽にたべられるのも人気の秘密かもしれません。
カキ氷とお餅の組み合わせは、インスタ映えを気にした無理やり作った創作料理の可能性はありますが、それでもこちらのお店のお餅の質は十分に高いですからお試しする価値はあると思います。
夜市観光とともにどうぞこちらで楽しいひと時をお過ごしくださいね。
ごちそうさまでした。
祥記純糖麻糬お店情報
営業時間 16:00-23:00 定休日 火曜日 最寄りのMRT駅 大橋頭 o12 台北地下鉄路線図 アクセス 台北地下鉄大橋頭駅1a出口から徒歩2分 住所 台北市大同區延平北路三段30號
あつあつのお餅にかき氷ですか~(゚д゚)!知りませんでした。確かに別々に食べたいかもしれませんね(笑)
chocoちゃんさんコメントありがとうございます。
やはり私はお餅は熱々でもちもちの状態がいいですね。
お餅自体はもちもちでおいしいですから、延三夜市を楽しんあとはぜひこちらのお店にも足を運んでみてくださいね。