年末年始にかけて台湾旅行にいらっしゃる方も少なくない今だからこそおススメしたいB級グルメの定番胡椒餅の名店。饒河街觀光夜市のなかにあってかなり人気のある屋台の一つです。現地のかたに混じって胡椒餅を食べながら夜市観光をしてみてくださいね。
コンテンツ
評価
- 味 7点
- 予算 55台湾ドル/人
- サービス 普通
- 客層 全世代
どんなお店?
今回ご紹介するのは饒河街觀光夜市の中にある屋台です。
こちらはミシュランビブグルマンを2018年、2019年と二年連続で獲得している名店です。
開店から閉店までずっと列ができるほど人気があり饒河街觀光夜市の中では一番有名なお店といってもいいです。
場所は地下鉄松山駅方面から夜市にはいってすぐのところにありいつも人がいるので迷うことはないと思います。
饒河街觀光夜市
台北の松山区にある人気の観光夜市です。
目玉はなんといっても約600メートルにわたる直線状の道路にびっしりと並んだ屋台群で、その種類は食べ物、雑貨、衣類、お土産と幅が広いです。
地下鉄松山駅からすぐの場所にあるため観光客のかたにも気軽にこられるのがいいですね。
夜市の近くには、「松山慈祐宮」という廟もあり歴史があるだけではなくパワースポットして多くの台湾のかたの信仰を受けている場所ですので夜市の観光ついでに皆様も是非参拝してみてください。
ちなみに私は毎年こちらの廟に平安燈を灯してもらっています。
台湾の廟での参拝方法などをまとめた記事をいずれ書くつもりですので興味のあるかたは楽しみに待っていてくださいね。
胡椒餅ができるまで
こちらのお店は屋台なので、餡を生地でつつむとこから焼き上げお客さんにわたすところまで丸見えですので細かく見ていきましょう。
もしかしたらおいしさの秘密がわかるかもしれませんよ。。
材料の豚のひき肉です。
表面がかなりてかっているので恐らくラードも一緒に練りこまれていると思います。
このひき肉は生ですが、すでに味付けはされています。
もう一つの材料は刻み葱です。
葱はみじん切りではなく少し大きめにきられていて食感が残るように配慮されているのがわかります。
その二つの材料を生地でくるんでいきます。
店員さんたちがおしゃべりしながら手際よくくるんでいきます。
餡を入れた後の生地は女性の握りこぶしぐらいの大きさですが、焼き上げると少し膨らみます。
餡を包み終えると成型したものに液体状のものを塗っていきます。
一般的には美しい焦げ目がつくように麦芽糖などが使われるみたいですが、こちらのお店の液体状のものは何なのかはわかりません。
この液体状のものを塗って白ゴマをふりかけたらあとはいよいよ焼きです。
こちらのお店の釜は円柱形のものが使われています。
この釜の中の側面に先ほどの成型したものを貼り付け焼き上げていきます。
驚くべきことに貼り付け時には店員のかたが素手で成型した生地を持ちそのまま腕を釜の中いれて貼り付けていきます。
その手は熱によってでこぼこになっていますがまさに職人さんの手という感じで尊敬の念を禁じえません。
釜の中の側面に貼り付けられた胡椒餅が見えます。
この状態から大きなへらみたいな道具をつかって側面からはがしながら二、三個ずつとっていきます。
それをお盆にのせて屋台のところにもっていけば終了です。
いつも絶えず釜は稼動していますが、なにぶん人気店ですので屋台でやるには数が圧倒的にたらずに需要が追いついていないのが現状です。
こちらがお店の前景です。
開店後すぐにいったためまだ日があり明るいですが、それでもお客さんの列ができているのが驚きです。
屋台としては規模は大きいのですが、とはいえ焼き上がりまで時間がかかるためどうしても行列ができてしまいます。
どうしても待つのがいやだという方は、台北駅と士林夜市にそれぞれ支店がありますのでそちらをご利用ください。
私は支店では食べたことがないのでわかりませんが、味が少し違うという意見も聞いたことがあります。
予想になりますが、個人的には味は変わらないと思いますが、台北や士林のお店は本店ほど人気がないためいつも焼き立てが食べられるとは限らないことから、焼きたてではないぶんおいしさが減っている気がします。
胡椒餅
待ち時間10分ほどで手に入れた胡椒餅です。
焼き立てですので紙袋にはいっていても熱さが直に手に伝わってきます。
大きさは男性の握りこぶしぐらいです。
なにより噛むとお汁がいっぱい出てきますのでやけどに注意です。
前もって熱いよと伝えていても初めて食べる人からしたらその想像ができないためか油断してやけどするケースを私は何回も目撃していますwww
外の皮がパリパリしていて固いため噛む力加減難しい上、予想以上にお汁がでてきますから読者のみなさんは本当にやけどに注意してくださいね。
こちらの胡椒餅の味は、胡椒がしっかりきいた辛めの味付けになっています。
その反面八角風味はゆるく、八角特有の甘い香りは控えめです。
お肉はミンチ状になっていてお肉感はそこまで強くありません。
皮の状態はぱりぱりで気持ちよく中の具から出る汁をしっかりとガードしています。
餡との相性もよく、半分ぐらい食べたあとは汁が外から生地にしみこんでいき先ほどとは違うしっとりした食感も楽しむことができます。
まとめ
台湾飯として二度目のご紹介となった胡椒餅の名店。
饒河街觀光夜市の中でも特に人気のある屋台です。
はっきりといえば好き嫌いが分かれる味だとは思いますが、好きな人にはたまらないお料理です。
屋台等手軽に食べられますし、食べ歩きもできるお手軽B級グルメですのでまだ食べたことがない方は一度チャレンジしてみてくださいね。
ごちそうさまでした。
福州世祖胡椒餅お店情報
営業時間 15:30-24:00 定休日 無休 最寄のMRT駅 松山 G19 台北地下鉄路線図 アクセス MRT松山駅から徒歩2分 住所 台北市松山區饒河街249號