台湾の国民食牛肉麺の種類もいままでにたくさんご紹介しましたが、一つとして同じ味はないといいきれる奥が深いためものである牛肉麺。今回のお店のものは、あっさりとしていながらガツンとくる牛肉の味をそのまま楽しめるお店です。牛肉は全て台湾牛をつかっておりお店のこだわりを感じます。
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評価
- 味 7点
- 予算 170台湾ドル/人
- サービス 普通
- 客層 現役世代
どんなお店?
忠孝新生駅から徒歩5分ぐらいのところにある牛肉麺のお店。
お店の前の道が済南路というので、店名もそこからそのままとったみたいです。
台湾では店名に通りの名前をそのまま直接つけることが多いですが、同時に同じ名前の路が台湾ではけっこうあるため混乱することがたまにあります。
特に中山路なんかは台湾のいたるところで見られる道路名です。
(中山は台湾では国父とよばれる孫文の称号)
調べてみると台湾で路の名前を決めるときは原則、中国大陸の地名、人名または訓示からつけられることがほとんどみたいです。
面白いのは羅斯福路とかで、これはなにかわかりますか?
答えはアメリカ大統領ルーズベルトです。。
また済南路には以前ご紹介した小籠包のお店が二軒ありますので、気になる方はそちらもチェックしてみてくださいね。
おかわり台湾飯。済南路にある二つの小籠包のお店を食べ比べてみてください。
お店がすごく小さくもしかしたら通り過ぎるかもしれませんので近くからお店を撮影した写真も紹介しておきます。
看板も古く剥げているので、目標となるものはないですがご飯時にはおそらく人がならんでいますのでそれが目印になるかもしれません。
店先ではもくもくと湯気を出しながら牛肉麺を作っている光景がみられます。
日本のラーメン屋でも同じですが、なんか秘伝の技や物があるのではないかと見入ってしまいますww
これが牛肉を煮込んでいる特性の寸胴です。
牛肉麺は調理過程において思っている以上ににおいが少なく、豚骨ラーメン屋さんの独特のにおいと比べるとないのと同じです
こちらのお店でもそれは一緒でにおいからどんな味がするかは想像ができません。
ただ食べてみると一つとして同じ味がないのがこの牛肉麺の面白さでまた奥の深さであるといえます。
こっちは牛骨からとったスープですね。
こちらも色は少し白くなっていますが透明に近くにおいもあまりありません。
日本のラーメンと同じで先に器に醤油等の調味料を入れた後このスープをぶっかけます。
店内はすごく狭いです。
衛生もいいとはいえず気になる方は自衛をお願いします。
一応外にも座席はありますが、いわゆる台湾名物公道でかってに作られたスペースなので居心地はあまりよくありません。
メニュー
メニューはこれのほかに小料理があります。
写真や日本語メニューはありません。
注文方法は記述式です。
メニュー表にはお値段表記がありませんので先ほどのメニューを見て確認ください。
麺は寛(太麺)か細麺かを選べます。
また外帯(お持ち帰り)、内用(イートイン)、卓號(テーブル番号)も忘れずにご記入ください。
(小さい店舗ですから書かなくても店員のかたも覚えていますから問題ないと思います)
お会計は後払いになります。
小料理は冷蔵庫に入っていないため普段はあまりおススメしませんが、今回に限っていえば運命の出会いもありおススメです。
運命の出会いというのは、私が列に並んでいるとき後ろにいた台湾人のおばさんからここの小料理とくに豆干はおいしいから絶対たのんだほうがいいよといわれたことです。
私はお腹が強いほうではなく、冷蔵していない小料理をたべてあたって以来なるべく冷蔵していないものは食べないようにしているのですが、牛肉麺屋さんで作られている小料理は出汁がおいしいからでしょうか、全体的にレベルの高い小料理が多いことをしっていますので、今回も半信半疑ながらおばさんのおススメ通り豆干を注文しました。
結果的にこれが大正解でしたが、台湾ではこういったいわゆるおせっかいが頻繁にあり、相手が外国人であろうが容赦なく中国語や片言の英語でがんがんきますwww
牛肉麺
小料理に豆干とゆで卵を選びました。
豆干、ゆで卵両方とも味付けに特徴的なものはありませんが、それにつけるタレが素晴らしくおいしかったです。
いつもの醤油ベースの甘いものではなく酸味がきいたさっぱりとした味付けで、一口食べただけではまりました。
みなさんもこれはマストですよ。
お腹も大丈夫でしたww
今回は紅焼で細麺の中サイズを選びました。
初めて牛肉麺を見る人にとっては何のことかわからないと思いますので以前の記事で台湾の牛肉麺のことを詳しく説明したレポートをお読みくださいね。
おかわり台湾飯。台湾の牛肉麺のことがこれを読めばすぐにわかります。
スープを一口すすると紅焼なので辛さはありますが、紅焼の脳にガツンと来るような刺激は抑え目でどちらかといえばあっさりと食べられる味付けです。
ただスープが喉元をすぎるとうまみとともに紅焼のこってりさが、辛さとともに訪れ二つの味が楽しめます。
このあっさりさとこってりさを交互に繰り返しながら同時に食べるのが台湾牛です。
台湾牛の説明も以前おまかせ台湾飯でしましたから後でリンクしておきますが、こちらのお肉は写真で見てわかるとおり大ぶりです。
味付けは少し八角等の中華調味料の味はしますが全体的にはあっさりに仕上げられていて、柔らかく肉の繊維にそってほろほろと崩れだす感じが味わえます。
貴重な台湾牛がこれだけたくさん入っていてこのお値段は、かなりお値打ちだといえます。
また今回麺を細麺にしたのですが、この細麺はいままで食べてきた牛肉麺のお店のどこよりも細くびっくりしました。
日本の麺で例えるなら、スーパーで売っている中華麺と同じぐらいです。
(私が食べてきた牛肉麺の麺は細くても乾燥うどんの太さぐらいはありました。)
個人的には牛肉麺の麺は少し太めのほうが好きなので好みからは外れていましたがそれでもスープがおいしいのでしっかりといただけました。
おかわり台湾飯。台湾の牛はいったいどんな感じ?種類は?
先ほどの牛肉麺のお肉が半分牛筋になったものです。
味付けは普通の牛肉麺とまったく同じですから論評はさけますが、牛筋もお肉と同じで柔らかく煮込まれていて食べやすかったです。
まとめ
台湾飯として久しぶりにとりあげた牛肉麺。
実をいうと私は台湾に来た当初この牛肉麺が苦手でした。
なんともいえない独特の香りが苦手で、ずっと克服できませんでした。
ただ一度おいしい牛肉麺、正確にいうと自分に合った牛肉麺を見つけて以来苦手意識がなくなりどの店のものでも平気になるどころか、私個人の好みに合ったお店探しができるまでになりました。
私にとっての苦手意識がなくなったきっかけは、あっさりした味の牛肉麺と出合ったことで、今回ご紹介したお店の牛肉麺もそれに近いです。
(私に牛肉麺のおいしさに目覚めさせてくれたお店は台北駅にある名店「劉山東牛肉麺」です。こちらもいずれ台湾飯でレポートします。)
もし私と同じであっさり味の味付けを好む方がいらっしゃれば、牛肉無しのスープ麺(牛肉湯麺)を一度挑戦してみてくださいね。
(牛肉はほぼ全部に八角等の中華調味料の味付けがしていますので牛肉無しのスープ麺をご注文ください。)
ごちそうさまでした。
済南牛肉麺お店情報
営業時間 11:00-21:00 定休日 土曜日、日曜日 最寄のMRT駅 忠孝新生 BL14 O07 台北地下鉄路線図 アクセス MRT忠孝新生駅5番出口から徒歩3分 住所 台北市中正區濟南路二段60之3號