台湾各地の新鮮な野菜、果物を使ったオリジナル料理が素晴らしいベジタリアンカフェレストラン、呷米共食廚房。

ベジタリアン天国台湾で最近その数を増やしつつあるおしゃれなベジタリアンレストラン。今回ご紹介するお店はオーナーがみずから台湾各地の農家の人から直接仕入れた野菜や果物をつかってオリジナル料理を提供しています。ベジタリアンではない人もきっと満足がいくお食事になりますよ。


評価

  • 味 7点
  • 予算 250台湾ドル/人
  • サービス 普通
  • 客層 現役世代

どんなお店?


お店の外観

写真をみていただけるとわかると思いますが、お店自体が非常に細く縦に長いつくりになっています。

とくに入り口付近はせまく注文時には混雑しますのでご注意ください。

お店は開業10年弱とまだ若く見た目も綺麗です。



カウンター

入店時まずメニューを見てよろしければこちらのカウンターで注文をしてお会計をしてください。

こちらのカウンターでもお食事はできるみたいですが正直狭すぎてゆっくりできません。

注文がすんだら番号札をもってお二階に上がることをおすすめします。


メニュー


メニュー

こちらのレストランでは入店してすぐのところのカウンターで最初に注文をする必要があります。

メニューを見ながらゆっくり選べますがメニューには英語表記はありますが日本語はありません。

また全てのお料理に写真がついているわけではありませんで中国語ができない方は料理名の漢字で推測するしかありません。

今回は料理の種類が多いのでお店のホームページをこちらに貼り付けておきますのでそちらをごゆっくりご覧ください。


呷米共食廚房のメニュー



カウンターの後ろにあるお土産コーナー。

オーナー自らが台湾各地でであった美味しいものをこちらのお店で販売しています。

試食はできませんが、もしお食事をしたうえでお料理の味が気に入ったのならこちらでお土産を買うのもありかもしれません。



階段は狭く急です。

お足が悪いかたにはきつい勾配です。



店内の様子

一階に比べてカウンターがないぶん広さを感じる空間です。

お店はあたらしく綺麗なのですが、ドライフラワー等の飾り付けを壁に直接ビニールテープで貼り付けていました。

オシャレなカフェを目指す気持ちはわかりますが、これでは逆効果です。。

素材が新鮮でおいしいお食事ができるのにもったいないなと素直にそう感じました。



セルフサービスエリア

お箸やスプーンフォークなどはこちらでご自身でおとりください。

調味料もありますので味の調整にご利用ください。



注文がすんでお支払いがおわったらお店のかたにこちらの番号札を渡されます。

それをもってお二階にあがると二階専用の店員さんがいますのでその人の指示にしたがってお席についてください。

さあ準備もすべてすみましたのであとはお料理がくるのを待ちましょう。


お料理


芝麻豆奶熱(70元)

メニューには書いていませんが、お食事を頼んだ場合は飲み物は20元割引されます。

(メニューにそのことを書いてありませんので注文時はご確認お願いしますね。)


黒ゴマをすって粉末状にしたものをあたたかい豆乳でわった飲み物。

砂糖などはまったく入っていないため純粋に大豆のうまみとゴマの風味が楽しめます。

温度も熱々というよりすぐに飲める温度に調整されていてそのぶんより風味が楽しめる工夫がされています。



春椿石鍋拌飯(190元)

なぜか緑の液体とともにやってきたビビンバ。

いつもの赤いソースはどうしたのかとおもっているとどうやらこの緑の液体がソースらしいです。

ビビンバは彩りも綺麗で野菜がたくさん入っていて食欲をそそりますがどうにもこの緑の液体が気になります。

勇気をだしてビビンバにかけて混ぜ混ぜしました。。



最初に結論から言うと緑のソースは春椿葉という多年生の落葉樹の葉っぱから作られたソースだったのです。

においはとてもバジルに似ていて最初食べたときから食べ終わるまでバジルソースだと思っていました。

これがバジルソースではないと気づいたのはレポートを作成するときのメニュー名から検索したときです。

春椿葉の効能は多岐にわたりきわめて栄養価の高い植物みたいです。

私も台湾滞在は短くないのですがいまだに出会ったことがない食材にあえるなんてやはり台湾の食は奥が深いと改めて思いました。


ビビンバにいれられた野菜はとても新鮮で、春椿ソースとの相性も抜群です。

ご飯には紫米と白米がつかわれていて紫米のもちもち感がビビンバの食感にひとつのアクセントを与えています。

ビビンバにバジルソースが意外と合うということが わかったので今度うちでも作って見ようと思います。。

そのときのポイントは、ごはんに少しもち米を混ぜること、もう一つはバジルソースに少し醤油を加えることだと個人的に感じました。

完成品をみなさまにお見せする機会はありませんが読者のかたの中でもしなにかアイデアがあればコメントくださいね。。



招牌川味麻辣鍋(190元)

ピリ辛い味のスープにお店自慢の新鮮なお野菜がごろごろ入ったお料理。

みためからしてボリューム満点でさすが看板料理というところです。



スープの辛さは少し辛めで最初は不安でしたが麻つまりはしびれの部分があまりないため汗をかきながら食べることができました。

ただ正直にいいますとスープにかんしては薄味でかつうまみをあまり感じることができず、ただ辛さだけが目立つものだと感じました。

それでもこのお料理がすごいと思う理由は、スープの中にはいっているお野菜、芋、穀物、きのこ、全てがおそろしく新鮮でかなりおいしく感じたからです。

例えば人参などはしっかりと青臭さをのこしつつも甘みがつよく、味の中に大地のうまみが混ざっているような感覚に陥るそんな味をしています。

スープの味がそこそこなので大プッシュするわけにはいきませんが個人的にはかなりおススメです。


お料理とご飯はセットなので別に注文する必要はありません。

ごはんには紫米が混ぜてあってもちもちした食感が楽しめます。


まとめ

最近はまっているベジタリアンレストラン。

ここもそのうちの一軒ですが味のポテンシャルは相当たかくこれからますます人気が出てくるのではないかと期待させられます。

新鮮なお野菜はすべて台湾産なので純粋な台湾産の農作物に興味があるかたは必ず満足できると思います。

またベジタリアンでないひとも日ごろの野菜不足を解消するためにもここらで野菜尽くしのごはんを食べてみるのもいいかもしれませんよ。。



ごちそうさまでした。


呷米共食廚房お店情報

営業時間
08:00-10:00/11:30-21:00

定休日
無休

最寄のMRT駅
台大醫院 R09
台北地下鉄路線図

アクセス
台大醫院1番出口から徒歩5分

住所
台北市中正區衡陽路9號