北投区にあるもはや屋台ですらない豆花のお店。お店の外見はボロボロで一見さんにはすこしハードルが高いように感じるかもしれませんが、席に座り豆花を一口食べればもうそんな細かいことは気にならなくなっているでしょう。北投温泉観光ついでに是非寄っていただきたい豆花のお店です。
評価
- 予算 40台湾ドル/人
- サービス 普通
- 客層 全世代
採点
- 口当たり 8点
- 風味 7点
- 甘さ 7点
- トッピング 3点
- 見た目 1点
どんなお店?
えっこれがお店なのと台北に9年住んでいる私でさえ少し尻込みした外観です。
写真左手に見える座席も薄暗く、正直にいいますともういいかなとあきらめかけていました。
しかしせっかくここまできたのだからと勇気をもって中に入りました。。
その時お店は忙しく席にすわってメニューを選んでいてもなかなか声をかけてもらえませんでしたが、ひと段落したおばあちゃん店員さんがなににすると声をかけてくれました。
私が注文したのはもちろん豆花です。
私がうかがった時は15時ぐらいでしたが人気店らしくいつもお客さんがいました。
こちらのお店は朝ご飯やさんも兼ねているらしく台湾定番のあさごはんメニューがずらっとならんでいます。
これは完全に私の主観になりますが、豆花に関しては個人経営の小さなお店のほうが口当たりがしっかりした豆花が多いように感じます。
個人的には豆花の口当たりはしっかりと硬さを感じまた滑らかなものの方が好みなので、必然的に個人経営のお店の豆花の評価が上位になりますね。
理由はよくわかりませんが、個人経営のお店は手作りの行程が多いからなのかと推測しますがどうなんでしょうね。。
ただお店の場所が不便なところにあればあるほどまたそのお店がぼろければぼろいほど、その時食べた豆花の味がおいしい時なにか宝物を見つけたような気がして得した気分になります。
おかわり台湾飯。こんな場所でも見つけた宝物といえる豆花のお店。
お店のかたに許可をいただいて店内の豆花を写真撮影させていただきました。
だいたいどのお店も写真のような少し長めの円筒の容器を使って豆花を製作しています。
メニュー
大豆はカナダ、オーストラリア産の遺伝子組み換え大豆ではないものを使用していると書いています。
台湾でも遺伝子組み換え食品は広く世間に流通しており、好むと好まざるとに関わらず外食時にはやはり体に入ってしまいます。
豆花
ピーナッツがたっぷり入った豆花です。
氷入りのものや温かいものも選べますが今回は氷無しの冷たいものを選びました。
まず一口食べると私好みの固さで作られていることにすぐに気づきました。
そしてこちらの豆花はしっかりとした硬さを保持しているだけではなく、舌の上でかってに溶けていく感じがする上質な絹のような滑らかさも同時に確保しています。
ようするに食感に関してはほぼ完璧に近いということです。
次に風味です。
こちらもしっかりと大豆の香りをのこしつつ、私が苦手な焦げた風味もまったくしません。
しっかりと煮込まれたピーナッツは豆花の邪魔をせず脇役として華を添えており、甘さもちょうどいい黒糖のさわやかな味で仕上げられています。
まとめ
北投区の街の一角で出会った宝物のような豆花。
今回のお店も間違いなく豆花コンテストの上位に入ってくるお店だと思います。
手作りで大切につくられたであろうその素朴な味は一度食べたら忘れられない思い出になると思います。
皆さん、どうぞこちらの豆花を食べにいらして下さい。
ごちそうさまでした。
傳統之最豆花堂お店情報
営業時間 06:00-18:00 定休日 月曜日 最寄のMRT駅 北投 R22 台北地下鉄路線図 アクセス MRT北投駅出口から徒歩4分 住所 台北市北投區大同街71號