番紅花城土耳其餐廳

世界三大料理の一つトルコ料理を台北でランチタイムにお得に食べましょう。

国際都市台北にはいろいろな国の人が集まります。人が集まればその国の料理屋さんが集まるため、レストランも国際色豊かになります。今回はその中でも世界三大料理の一つであるトルコ料理のレストランをご紹介します。


評価

  • 味 6点
  • 予算 299台湾ドル/人(ランチのみ)
  • サービス 普通
  • 客層 現役世代

どんなレストラン?


お店の外観

小豆色が目立つ、台北でも一目で外国風だとわかる概観のレストラン。

一階では、ピタサンドやピデ(トルコ風ピザ)がお持ち帰りように売られています。

外からも作っている様子が見え、焼き色のいいケバブが食欲をそそります。



レストランをご利用のときは、お店向かって右側のところから写真の階段を上ります。

結構急ですからゆっくり上ってくださいね。



店内の様子

トルコの国旗とランプがおしゃれな店内。

中東っぽい感じを演出しています。

この日は平日とはいえランチタイムだったのにもかかわらずお客さんはほとんどいませんでした。


本場のトルコ料理

台北で中東出身の駐在員が認める中東料理を出すこちらのレストラン。

オーナーはトルコの首都アンカラ出身で、姪の台湾留学を機に初めて台湾に来たとき、こちらには本格的なトルコ料理がないことに気づき姪とともにこのレストランを開業しました。

開業にあたり、トルコの五つ星レストランのシェフを引き抜き、またパン焼き釜も本場トルコから持ち寄る熱の入れようで、準備に大金を使ったそうです。

ですのでここは、食材調達の関係や、現地人の味に合わせるためのアレンジはあっても、基本的には本場トルコの味といっていいと思います。


ちなみに店名にある番紅花城とは訳すとトルコの世界遺産サフランボールのことです。

首都アンカラから北に200キロ離れた場所にあるこちらのま旧市街にオーナーの思いがあるのでしょう。

土耳其とは、トルコのことです。


今回は二人ともランチセットにしました。

一人299台湾ドル(10%のサービス料別)で食べられるのはお得感がありますね。

日本と比べて台北はランチセットが少ないと感じますが街の大衆レストランがたくさんありますから差別化するためにも仕方のないことかもしれませんね。


おかわり台湾飯。上海料理をランチでお得にいただけるレストラン。


お料理


檸檬汁

いわゆるレモネードです。

常温で飲むのがトルコ流なのか、冷えていませんでした。

また常温のせいか甘さをすこし強く感じました。



トルコパン

世界一パン消費量が多いトルコですが、こちらのパンはさすがとしか言いようがない深い味わいでした。

小麦のにおいをしっかりと残しつつも、その表面がかりっ中身がもっちりとした独特の食感は、どこかインドのナンや中国の焼餅に通じるものがあります。

目を閉じると昔のシルクロードが目に浮かびました。

やはりパンの進化も世界各地どこかでつながっているのでしょうね。


そういう意味では、後発組みにはなりますが、日本の独自のパンの進化はおもしろいと思います。

ふわふわもちもちの日本のパンは個人的には相当好きです。



紅扁豆湯

トルコ人にとって家庭の味、メルジメッキ・チョルバス(Mercimek çorbası)。

レンズマメを裏ごししたトルコの定番スープで、レモンを絞っていただきます。

こちらのスープはレンズ豆のうまみと檸檬のさわやかな酸味が一体となり、トマトがその二つの味わいをより強固に結び付けてくれます。

私も初めて飲みましたが、ミネストローネとはまったく違う味わいにおもしろさを感じつつ美味しいと思いました。



高原湯

さまざまなハーブ、米、ひよこ豆を混ぜたヨーグルトスープです。

わかりやすく例えると、日本の重湯にヨーグルトを入れて煮込み、香草、塩で味付けしたスープです。

酸味が思ったより強く、お米の甘さはほんのり感じますが、ヨーグルトの酸味に全てを打ち消されます。

がんばって飲みましたが、半分でリタイアでした。



土耳其烤鶏肉飯

白いご飯の上に味付けした鶏肉をのせた料理。

トマトやたまねぎ、ピーマン等の野菜がたっぷりかかった健康的なお料理です。

味付けは、こちらもやはり酸味が強く独特の香辛料のにおいが強いので、食べ進めて行くうちに食傷気味になります。

それでも、お皿のはしにのったフムス(茹でたひよこ豆をすりつぶし、すり胡麻、塩、ニンニクを加えたペースト状の料理)を加えるとはっきりとした味になり食べやすくなりました。



トルコ風のピザ。

船形をしているのが特徴みたいですが、皮が薄いので正確には、ラフマージュン(Lahmacun)に近いお料理です。

お肉は牛肉の挽肉を使っていて、こちらも独特の香辛料のにおいがします。

お肉の脂っぽさはまったく感じなかったので、赤身を厳選して選んでいるのかもしれません。

ピザの皮の部分は相当薄く、クリスピーピザよりも薄いと感じました。

ちょうどご家庭で作る春巻きの皮と同じぐらいの厚さです。


まとめ

昨日の新疆料理の記事を書いたときに思い出したかなり前にお邪魔した今回のトルコ料理のレストラン。

シルクロードで交易を通じてもたらされた食文明は確実に現代にも受け継がれています。

独特の香辛料のにおいははっきりと好き嫌いが分かれると思いますが、台湾で本場のトルコ料理に出会えます。

お値段も夜はすこし高いので、昼のランチの時間に行かれることをオススメします。

もしその時お口に合えば、今度は夜に盛大にご飯を食べていただければと思います。


おかわり台湾飯。新疆料理羊肉鍋をたべるならこちらのレストラン。



ごちそうさまでした。


番紅花城土耳其餐廳お店情報

営業時間
11:00-22:00

定休日
無休

最寄のMRT駅
松江南京 G15 O08
台北地下鉄路線図

アクセス
MRT松江南京1番出口から徒歩4分

住所
台北市中山區南京東路二段60號