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台北で一番おいしいタピオカミルクティーの謎にせまれたらせまります。タピオカ好きな人、さあ集合してください。今回も台湾飯は見逃せませんよ。
たよりない題名で始まった今回の台湾飯。そう簡単には秘密は探れないと思いますが、タピオカが台湾で流行った背景等にも注目しながら今回は記事にしていきますのでお楽しみください。もちろんタピオカミルクティーの味レポもしっかりしますよ。
評価
- 味 8点
- 予算 40台湾ドル/人
- サービス 普通
- 客層 若者
- タピオカ 黒糖、大粒、モチモチ
どんなお店?
土日はもううんざりするほど長い列ができています。
ドリンクスタンドでここまで長蛇の列ができるのは台北では私はここだけしか知りません。
平日の14時ぐらいは写真のような感じですのでねらい目です。
ここの斜め向かいにもビブグルマンをとった人気の割包のお店がありますので、多いときはここら一体は人の渦になります。
お連れの小さなお子様やご年配の方には特に注意してあげてくださいね。
こちらのお店の秘密その一、黒糖味のタピオカ。
いつも煮込んでいるため熱いです。
これに冷たい牛乳と氷を入れると冷たいタピオカミルクになるのですが、氷を入れないのも注文できます。
その場合はすこし冷たいぬるめのタピオカミルクティーになります。
私はだいたい氷は入れません。
このお店の秘密その二、牛乳。
光泉鮮乳を使用しています。区分は100%牛乳です。
台湾ではメジャーな牛乳メーカーでコンビニや、スーパーなどどこでも見かけます。
台湾で牛乳の区分については以前の記事で詳しく書きましたのでそちらをご参考ください。
おかわり台湾飯。タロイモ牛乳が絶品のドリンクスタンド。
タピオカ
タピオカとは、南米原産のキャッサバというイモの根茎から製造したデンプンのことです。
これを加工して球体にしたものがタピオカパールと呼ばれ、われわれが認識する所謂タピオカになります。(この記事では混乱をさけるため加工したものもタピオカと呼称します)
このタピオカをミルクティーの中に入れて売り出したのが台湾が最初で、タピオカ自体は台湾発祥ではありません。
また台湾でタピオカミルクティーを最初に売り出したのが、台中の春水堂や台南の翰林茶館といわれていて、この両者はその真偽を法廷で争いましたが、どちらも特許権や商標権を申請していなかったため決着はつきませんでした。
ただ、タピオカミルクティーは台湾の若者を中心に人気が出ていまや台湾の国民的飲み物として世界的に知られるまでになりました。
台湾でタピオカミルクティーを間違わず買うために
台湾では、タピオカは粉圓、珍珠、波霸、青蛙の4種類で呼ばれています。
メニュー漢字解説(その14) 粉圓(フェンユエン) 意味 タピオカ カキ氷や豆花のトッピングに使われることが多いです。
メニュー漢字解説(その15) 珍珠(ジェンジュー) 意味 タピオカ 粒が普通サイズのタピオカ。ドリンクスタンドで一番よく使われています。 もともとの意味は真珠。
メニュー漢字解説(その16) 波霸(ボーバー) 意味 タピオカ タピオカの粒が大きいのが特徴。 もともとの意味は巨乳。その当時流行っていた巨乳の芸能人(葉子楣)から名づけられました。
メニュー漢字解説(その17) 青蛙(ジンワー) 意味 タピオカ ベースにお茶を使わないのが特徴。夜市のお店で比較的よく見かけます。 タピオカがカエルの卵に似ている所から来たであろう言葉です。
有名ドリンクスタンドに見るタピオカの表記
まずは大前提に鮮奶(日本語の牛乳)があるところだけをピックアップします。
奶茶は、生乳ではないので個人的にはオススメしません。
- 五十嵐 / 波霸鮮奶 珍珠鮮奶
- 茶湯會 / 紅茶珍珠拿鐵(表記は鮮奶ではありませんが飲んだ感じ牛乳です。拿鐵は日本語表記でカフェラテのラテです。)
- 迷客夏 milk shop / 珍珠鮮奶
- TigerSugar 老虎堂 / 老虎堂波霸鮮奶 老虎堂珍珠鮮奶
- 陳三鼎 / 青蛙撞奶
- 珍煮丹 / 黑糖珍珠鮮奶 黑糖珍珠厚鮮奶
- CoCo都可 / 珍珠鮮奶茶
- 一芳 / 粉圓鮮奶茶 黑糖粉圓鮮奶
- 清心福全 / 珍珠鮮奶茶 粉圓鮮奶茶
- 天仁茗茶 / 珍珠鮮奶茶
- 幸福堂 / 黑糖珍珠鮮奶
- 春芳號 / 地瓜珍珠鮮奶茶 紫薯珍珠鮮奶綠
- 可不可熟成紅茶 / 白玉歐蕾(表記は鮮奶ではありませんが牛乳です。歐蕾は日本語表記でカフェオレのオレです。)
ざっと思いついた有名所を書いたのですが、多いですね。
台湾飯でご紹介する日はいつになるのでしょうか。。
その日に向けてタピオカミルクティーのお店評価にはタピオカの項目を追加します。
さて、やはり珍珠表記が一番多いですね。
一応生乳入りのやつを注意してピックアップしましたが、やはり最後は個人の判断でいってもらうしかありません。
というのも、去年TigerSugar 老虎堂が手作りだと謳っていた黒糖タピオカが実は工場で作られていてなおかつカラメル色素で着色していたことがばれました。
台湾でもこういう食品偽装がよく起きますので、小さなお子さんやご年配のかたを連れていらっしゃるかたは、事前に情報を集めるなどして注意していただきたいと思います。
タピオカミルクティー
カエルが牛乳と出会ったという名の商品名。
ベースにお茶を使っていないので、いわゆるタピオカミルクティーではなく、タピオカミルクと表記するのが正確です。
私は、タピオカミルクティーを普段あまり飲まないですが、たまに飲みたくなるから不思議です。
やはりというか、生乳入りのほうが圧倒的に美味しいです。
さてこちらのタピオカミルク、まずはなんといってもタピオカがおいしいんです。
そして安い。今回ご紹介したチェーン店と比べても、一番安いです。
タピオカを一口噛むと中から黒糖の香りがふわっと広がり、その歯ごたえは硬すぎず柔らかすぎず、ちょうどいい硬さに仕上げられています。
噛まなくてもぎりぎり飲み込めるかな、いややっぱり無理、ちゃんと噛もう、ん、やっぱり噛まなくてもいけるんとちゃう、このようなことがループする感じです。
ようするに絶妙なんです。
牛乳には先ほどご紹介した生乳が使われていますから、飲み応えも十分で、水気とタピオカの配合も水気がなくなると同時にタピオカもなくなるといった具合です。
タピオカレモン
最近酸っぱいものにはまっている妻が選んだドリンク。
レモンの酸味と黒糖のバランスがマッチしていないと感じました。
酸っぱいレモン系の飲み物はこってりした黒糖とは合いませんね。
個人的にこれはオススメではありません。
まとめ
台湾飯でやっとご紹介できたタピオカミルクティー。
タピオカミルクティーのお店は基本的にチェーン店が多い中、人気が出てもここは本店しかもたず、チェーン展開はもちろんのこと支店すら作らないその姿勢は、なにかこだわりを感じてかっこいいとすら思わされます。
じっさい、台湾人の協力者、知り合い、友達との会話の中で一番美味しいタピオカミルクティーのお店はどこかの議論をすれば、今回ご紹介したお店がダントツで一番になります。
台湾人と日本人の好みが違うと思っている私でさえもタピオカミルクティーに関しては彼ら彼女らと同意見です。
読者の皆様にも、台湾に来ていただいたら、必ず飲んでほしいドリンクです。
例としてあげたドリンクスタンドのチェーン店との飲み比べをしてもおもしろいかもしれませんね。
それをしたら間違いなく太ると思いますが、せっかくの台湾旅行ですから、気にしない気にしない。。ですよね。。
ごちそうさまでした。
お店情報
営業時間 11:00-21:30 定休日 月曜日 最寄のMRT駅 公館 G07 台北地下鉄路線図 アクセス MRT公館駅4出口から徒歩3分 住所 台北市中正區羅斯福路三段316巷8弄2號