黄龍荘

小龍包激戦地台北において長年地元のかたに愛され続ける隠れた名店。安く美味しい小龍包をお探しならここは外せません。

日本人に大人気の小龍包。実は台湾料理ではないんです。今回は安くておいしい小龍包のお店のご紹介とともに意外と知られざる小龍包の真実についてお伝えします。


評価

  • 味 7点
  • 予算 180台湾ドル/人
  • サービス 普通
  • 客層 全世代(2階に上るにはすこし急な階段を利用します)
  • 科学調味料 5%

どんなレストラン?


行天宮から引越しをしてきて時間もだいぶたちましたが、外観はまだ綺麗さを保っています。

バイク天国台湾では、排気ガスのせいで白い綺麗な壁も1年もたてばすぐ黒ずんでくるので外観が清潔な大衆レストランはあまり見かけません。

もし綺麗だなと思ったらそこは新規開店か改装がすんだばかりのところでしょう。

台湾では、レストランの外装が汚れてても、内装がきれいに掃除されていてお食事が美味しければそれでいいんです。



掃除の行き届いた綺麗なお食事スペース。

この写真は2階ですが、1階でもお食事スペースはあります。

ただ2階にむかうにはすこし急な階段を上らないといけませんので、ご年配の方や小さなお子様をお連れのかたは1階の席に座られるほうがいいと思います。



台湾の小龍包屋さんや餃子屋さんでは、タレは自分で作ります。

注文してからお料理が来るまで自分好みの味付けでタレを作って待っていましょう。



ごぼう茶

お店で出される無料のお茶。

プーアル茶やジャスミン茶などが多い中こちらはごぼう茶です。

ごぼうの香りがして脂っこいお料理の後これを飲むと口が他のお茶よりすっきりするような気がします。


お料理


サンラータン

酸っぱさと辛さのバランスがいいため飲みなれていない方にはいいと思います。

味は普通でした。

野菜不足を補うため私はレストランでは必ず青野菜の炒め物をたのむのですが、こちらのお店では110台湾ドルと高めの設定でした。

理由をうかがうと量が多いとのことなので半分にしてもらえませんかとききましたがだめでした。

台湾のレストランでよくぶつかる壁の一つが小分けができないということです。

少人数でのご旅行者様はそれが理由でなかなか食べたいものも食べられないというかたもいらっしゃると思いますので、少人数とかのカテゴリーを作るなどしてなんとか私のブログでも反映できたらなと思います。


おかわり台湾飯。少人数向けの鶏スープが絶品なレストラン。



海老チャーハン

こちらもサンラータンと同じでおいしいのですが何かもう一つ足りない感じがしました。

やはり 鼎泰豊(台湾で一番有名な小龍包屋さん)の海老チャーハンを超えるのに出会うのはなかなか難しいですね。


小龍包

小龍湯包

まず小龍包は台湾の食べ物ではありません。

小龍包は上海の南翔鎮という場所が発祥の地といわれています。

まあ起源なんかは眉唾なのでどうでもいいのですが、肝心なのは台湾にこられた旅行者がちゃんとお目当ての小龍包が食べられるかどうかです。

そのため今回は小龍包と小龍湯包との区別をはっきりさせるため詳しく解説しますね。


小龍包と小龍湯包の違い

まずは定義づけから。

小龍包
餡を包む皮を発酵させている

特徴
皮が分厚い、中の汁が少ない
小龍湯包
餡を包む皮を発酵させていない

特徴
皮が薄い、中の汁が多い

皮を発酵させているかどうかが一番の違いですが、そんなことはどうでもよくねっというかたが多くなり、中の汁が多いほうがお客さんうけがよくねっという方が主流になり、いまでは両者の区別はあまりありません。

ですが完全になくなったというわけではないのです。



四海包子店の小籠包

写真は私がいずれ本ブログでご紹介しようと思っているお店で、今回ご紹介したレストランから徒歩2分の距離にありますが、こちらの小籠包には汁がほとんど入っていません。

写真ではわかりにくいのですが、これは小さな肉まんです。

ですがメニューには小籠包と書かれています。

これが定義づけした伝統的な小籠包なのです。

私の経験上これらの所謂汁なし小籠包を提供するレストランは多くはありませんがなしでもありません。

ではどうしたら間違えずに注文できるのでしょうか。

結論

小籠湯包を注文するか、浙江料理(中国八大料理の一つ)と書かれたお店の小籠包は事前に確認することが大事です。

この二つさえしっかりと覚えとけば台湾でふらっと入ったお店でもお目当てのお汁たっぷんたっぷんの小籠包がいただけると思います。


メインの食レポ

こちらの小龍包はしっかりとしたスープの味が特徴です。

醤油ベースで調整されたスープはすこし脂っこいですが味付け自体はそこまでくどくありません。

ただ皮は薄めというよりやや厚くここは評価が分かれるところだと思います。

個人的には皮は薄めのほうが好きです。


まとめ

これだけ安くておいしい小龍包は台北ではなかなか出会えません。

場所がすこし行きづらいのが難点ですが、メジャーなところを食べ終えた小龍包リピーターが次にいくお店としてはなかなかおもしろいと思いますよ。

今回は雑学めいた記事になってしまいましたが、皆様の台湾での小龍包食べ比べのお助けになると自負しております。


おかわり台湾飯。個人的に台北で一番好きな小龍包。

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ごちそうさまでした。


お店情報

営業時間
10:00-21:00

定休日
月曜日、旧正月3日間

最寄のMRT駅
中正紀念堂 G10 R08
台北地下鉄路線図

アクセス
中正紀念堂2番出口から徒歩7分

住所
台北市中正區牯嶺街43號