双妹嘜養生甜品

女優のリンチーリン(林志玲)さんも通った香港で生まれたプルプルでふわふわなスイーツを提供するお店。こんな食感は初体験。

プリンでもなし、パンナコッタでもない不思議な食感のスイーツ。甘みも控えめでいくらでも食べられる上に、美容にもいいとなればもう行かないわけにはいきません。


評価

  • 味 7点
  • 予算 80台湾ドル/人
  • サービス 普通
  • 客層 若者

どんなお店?


10人座ればもう満席になってしまう小さなお店。

外に置かれた木で作られた机といすでデザートをいただきます。


燉奶


蛋白燉牛奶

いまから100年以上前に中国広東省で作られたとされる牛乳のデザート。

作り方は簡単で、材料に使われるのは、牛乳、卵白、砂糖のみです。

まず鍋に牛乳をいれ中火で80度の温度を保つようにずっとかき混ぜながらゆっくりと温めていきます。

牛乳の表面に膜が張ったら火を止めそれを取り除きます。

そうすることによってより滑らかな口当たりになります。

そのあとは別のボウルに卵白だけをいれ軽くかき混ぜます。

砂糖とかき混ぜた卵白をを最初にあたためた牛乳に入れ二度漉し器にかけます。

最後に容器に入れ15分間蒸し器に入れたら完成です。

手間はかかりますが文字に起こすとそんなに複雑に感じませんが、実際には火加減や、混ぜ方などによって口当たりが変わるため、美味しく作るには熟練の技が必要だそうです。



このデザートの特徴はその食感にあります。

プリンやパンナコッタほど硬さがあるわけではなく、かといってヨーグルトのように水っぽくもない不思議な食感がします。

そのやわらかさは、舌で歯の裏に押し付けるだけですぐ形が崩れ、すこし吸うとつるっと喉元を過ぎていきます。

また滑らかさも繊細で、容器をすこし動かしただけでその形が変わってしまうほどです。

味はシンプルの極みで、牛乳と砂糖の甘さしかしません。

しかしながらこちらの燉奶は甘さが控えめな上に、牛乳のいい香りがしっかりとのこっていてあたかも固形のすこし甘い牛乳を食べているような感じになり、上品な味わいを楽しむことができます。

今回は燉奶そのものの味を楽しむためプレーンでいきましたが、日本の方にはマンゴーがたっぷり入ったものや、その季節季節のフルーツが盛りだくさんの燉奶を食べていただくのがおすすめです。



紫米燉奶

紫米とは黒もち米のことで、台湾では薬膳の食材として広く知られています。

黒もち米には抗酸化効果があり、アンチエイジングが期待されまた肌にも良いといわれています。

台湾に詳しい人はよく知っていると思いますが、台湾人は朝ごはんのおにぎりにこの紫米で握ったおにぎりをよく食べています。

栄養価が高く、かつ健康によく、さらにはアンチエイジングしてくれるのだから、この食べ物は実質最強でしょう。

その紫米と小豆をを牛乳とココナッツミルクで煮込み、燉奶にかけたものが今回私が注文したデザートです。



燉奶は同じものを使っているので食レポは省きますが、この紫米と小豆の組み合わせは抜群で、控えめな甘さもあいまって下に隠れている燉奶とよくマッチしていると感じました。

個人的にココナッツミルクはあまり好きではないのですが、牛乳との比率においてあまりココナッツミルクの量が多くないので今回はすっきりと全部食べきることができました。


まとめ

最近のデザートはフォトジェニックを意識するため添加物を多用するケースが多い中で、おいしさと健康を追求する今回のお店。

オーナーのこだわりで完全無添加のスイーツを提供し続けるその姿勢には敬意を払わずにはいられません。

リンチーリン(林志玲)さんもここのデザートで美貌を維持したのかもしれないと考えると、台湾の女性がこぞってこちらのスイーツを食べに来る気持ちが理解できます。

さて私のブログの中で圧倒的にすくないスイーツの記事。

私個人的にはスイーツは大好きです。

ただ台北には数多くの飲食店があるため今まで紹介できずにいました。

これからはぼちぼち出てくると思いますのでスイーツ好きのみなさまは期待してお待ちください。



今回注文したスイーツ

ごちそうさまでした。


双妹嘜養生甜品お店情報

営業時間
11:00-21:00

定休日
無休

最寄のMRT駅
民権西路 O11 R13
台北地下鉄路線図

アクセス
MRT民権西路駅9番出口から徒歩6分

住所
台北市中山區農安街2巷20號之30