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正式な名前すらない屋台形式で焼餅を販売しているお店。南機場夜市の中にあってひときわ異彩をはなつこちらのお店を今回はご紹介します。(パン)
中華式パン、焼餅を目の前でこねて焼いて販売している今回のお店。座る場所もなく買ったらそのまま立ち食いをしなければなりませんが、一度食べたらやみつきになること間違いありません。
評価
- 味 7点
- 予算 30台湾ドル/人
- サービス 普通
- 客層 全世代
どんなお店?
店舗がなくもちろんテーブルなどもないお持ち帰り専門の屋台。
こちらは開店前にいったのですがすでに10人ぐらい並んでいました。
もうこちらのお店では並ばずに買うことは不可能でしょう。
生地自体はもうすでに用意してありますが、成型は目の前で行われます。
軽くこねたり、のばしたりして中に具材をいれるのですが手際よく次々と作っています。
成型が終わった生地を焼くための釜です。
焼餅(中華パン)をつくるにはこの釜が必要で、外側で軽く焼いた後は釜の内側のふちにパンを貼り付けてしっかりと焼いていきます。
ちょうどインドのナンを作るのと同じような感じです。
焼餅
一つ15元という安さの中華式パン。
中にすこし味付けしたネギが入っているだけのシンプルな焼餅。
一口噛んだ瞬間にこちらのお店がなぜ人気なのかがわかるほどさくさく、モチモチでした。
その歯ごたえはインドのナンそのもので焼きたてなので小麦のいい香りもしっかりと残しつつネギの塩味がうまみをよりいっそう引き立ててくれます。
以前私は一禾堂麺包本舖の記事の中で台湾の西洋式パンはおいしいところがあまりないといいましたが、その理由のひとつがこの中華式パンの存在だと感じています。
こんなに美味しいパンがあるのなら西洋式パンが流行らないのは当然なのかもしれません。
焼餅は昔に比べてお店が少なくなりましたが、台湾の豆乳を売っている朝食屋さんでは今でもよくみるメニューです。
しかしこの朝食屋さんの焼餅がおいしくありません。
私は最初台湾の朝食屋さんで焼餅を知ったせいで焼餅を敬遠していたのですが、今回のような焼餅専門のお店で作られた焼餅は本当にレベルが違います。
もし私と同じように焼餅を敬遠している人がいらっしゃればこちらのような専門店で焼餅を食べられることを強くおすすめいたします。
シンプルに味付けされた豚の挽肉とネギの餡が入っている焼餅。
日本で言う惣菜パンといったところですがサイズは大きくないのでおやつとして食べるのにちょうどいい大きさです。
長焼餅ほどのインパクトはありませんがこちらも十分おいしいです。
なお南機場夜市付近にはもう一軒おいしい焼餅のお店があって惣菜パンを買うならそちらの方がおすすめです。
小豆は中国語で紅豆といいます。
こちらはその小豆がパンに練りこんであるいわゆる中華式アンパン。
甘さは控えめでおいしいですが、甘い系の焼餅は別のお店のほうがおすすめですので、またいつかブログにてご案内しますね。
パンの生地に粗目砂糖を練りこんだ中華式パン。
こちらも甘さが控えめでおいしいですが、甘い系のパンは別のところがおすすめです。
まとめ
さくさくしていてそのくせしっとりしているこの中華式パンは今私が一番はまっている台湾式のおやつです。
中国語の酥はさくさくしたとかの意味で、このパンを見事に表現している言葉です。
そのさくさく感は日本ではなかなか味わうことができません。
デニッシュとパイの中間といった感じの中華式パンを是非台湾でご賞味ください。
ちなみに中国語で書かれた焼餅は日本語の焼餅とはまったく違うものなのでご注意ください。
メニュー漢字解説(その8) 焼餅(シャオピン) 意味 中華式パン メニュー名 紅豆餅(中華式アンパン)
ごちそうさまでした。
南機場夜市無名推車焼餅お店情報
営業時間 16:00–20:00 定休日 水曜日 最寄のMRT駅 龍山寺 BL10 台北地下鉄路線図 アクセス MRT龍山寺駅2番出口から徒歩20分 住所 台北市中正區中華路二段315巷5弄